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咲也

Author:咲也
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本屋さん大好きで長時間いても飽きません。
ゆえに危険(笑)
これから読む本がたくさん積んである休日前の夜は至福の時です♪
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No,912 太陽の坐る場所

太陽の坐る場所 (文春文庫)




ハマって読んだ長編マンガ群のご紹介を…と思っていたのに、うっかり手を出したら止まらなくて読み終わってしまった、辻村深月の小説「太陽の坐る場所」の感想を行きます!


今年もあの子はクラス会に来なかった――。高校卒業から十年。元同級生たちの話題は、人気女優となったキョウコのこと。クラス会に欠席を続ける彼女を呼び出そうと、それぞれの思惑を胸に画策する男女たちだが、一人また一人と連絡を絶ってゆく。キョウコがかたくなに来ないのはあの頃の出来事が原因なのか…...? 思い当たるのは、幼くも残酷だった日々の出来事。謎に迫るうちに、えぐりだされる過去の傷。教室内の悪意や痛み、十年後の葛藤、挫折そして希望を鮮やかに描く。


かつてのクラスメイトたち、それぞれの道を歩みながらも女優として活躍しているキョウコを遠くで見つめ、彼女を軸にしてそれぞれの思惑が交錯します。
4人の女性と1人の男性目線で、5つのブロックからその当時のクラスの人間関係と彼らの現在が語られていきます。

要となるのが響子と彼女の女友達なのですが、外縁からだんだんと中心部へ迫っていく構造になっているので、輝いてカリスマ性のある少女を見つめていたそれぞれのキャラクターの学生時代の想いもわかって興味深く読み進められました。

アマテラスの神話、天の岩戸、アメノウズメがベースにキョウコの女優の仕事や過去の出来事、女王のようにクラスに君臨していた響子、彼女たちの恋愛がらみのいざこざや友情などいろいろと仕掛けが張り巡らされているので、途中であれっ?と読んで進んでいくと見事にだまされていた自分に気づき、面白嬉しい気持ちになりましたよ!

最後には希望の感じられる終わり方で後味もよかったです。

これはどちらさまも機会があったら読んでみてほしいなぁ!

そういえばこの作品は映画化もされたのでした。
どんな感じになったのか、見てみたいなぁ。

太陽の坐る場所 [DVD]




No,911 鍵のない夢を見る

鍵のない夢を見る (文春文庫)




こんばんは。
またまたご無沙汰しているうちに桜が咲いて散りましたね。
今年の関東は藤もネモフィラも見ごろが早いらしいです。
私は以前から読みたかった長編マンガを数点読む毎日だったので気持ちはとっても充実して過ごしておりました。

が、今日は辻村深月さんの小説「鍵のない夢を見る」の感想行ってみます。
辻村さんの「かがみの孤城」が本屋大賞をとったので(これは読了済み)プチ祭りを開催しようかと、数冊文庫を買い込みました♪


第147回直木賞受賞作! !
わたしたちの心にさしこむ影と、ひと筋の希望の光を描く傑作短編集。5編収録。

「仁志野町の泥棒」誰も家に鍵をかけないような平和で閉鎖的な町にやって来た転校生の母親には千円、二千円をかすめる盗癖があり……。
「石蕗南地区の放火」田舎で婚期を逃した女の焦りと、いい年をして青年団のやり甲斐にしがみ付く男の見栄が交錯する。
「美弥谷団地の逃亡者」ご近所出会い系サイトで出会った彼氏とのリゾート地への逃避行の末に待つ、取り返しのつかないある事実。
「芹葉大学の夢と殺人」【推理作家協会賞短編部門候補作】大学で出会い、霞のような夢ばかり語る男。でも別れる決定的な理由もないから一緒にいる。そんな関係を成就するために彼女が選んだ唯一の手段とは。
「君本家の誘拐」念願の赤ちゃんだけど、どうして私ばかり大変なの? 一瞬の心の隙をついてベビーカーは消えた。


5つの短編集のうち「鍵のない夢を見る」というタイトルのお話はありません。
読み進めていくうちにわかってきます。
解決の糸口の鍵がみつけられない夢の中にいるようなお話なのだな、と。

ふとした関係の行き違いで疎遠になった気まずい子供のころの知人やちょっとだめんずな男性との恋愛や彼と海へ行くエピソードや結婚や出産に対するプレッシャーなど、女性が遭遇するかもしれない(しないかもしれない)出来事の角度がちょっといやな方向へずれて、どうしたものか…、という物語群です。

でも多分こういう人たちってどこかにいそう。
と、まざまざと想像させられてしまう辻村マジックにまんまとはまれて短編でキリも良いので読みやすいです。

巻末に同郷の林真理子さんとの直木賞受賞時の対談も載っていたので、併せて読むことで作品に関する作者の想いがわかり良かった。

どちらかというと女性のほうが入り込みやすいお話かもしれません。
ちょっと薄暗い感情を描いているので、元気があって体調のいい時に読むのを推奨いたします。

No,910 プリンセスメゾン5

プリンセスメゾン(5) (ビッグコミックス)




こんにちは。
昨日の春分の日は寒かったですね~!
ウチの近所は雨でしたが都内や北のほうでは雪も降ってびっくりなお天気でした。
桜も開花してきたのでこの先は暖かくおだやかなお天気が続いてほしいですね。

さて、池辺葵さんのマンガ「プリンセスメゾン」5巻を読みました。


家を買えば幸せになれますか?

念願のマンション購入を達成し、
インテリアなどにも目を向ける主人公・沼ちゃん。

沼ちゃんの新しいステージを待ち受けるのは…!?

目的を達成した後も、人生は続く。


4巻まででたくさん検討してマンションを購入した沼ちゃん、どうしているかな~とページを開くと、今まで通り働き者でがんばっていますが、新しいおうちで料理やお茶を楽しんだり、近所のお店探索に出かけたりと楽しそうに暮らしていて遠くの友人が元気でやっている姿を垣間見るような気分になります。

沼ちゃんの年上の友達でマンションギャラリーの受付の要さんもお見合いの話があり少し変化の波がきています。
相手の人も穏やかでよさそうな人だから要さんの好きな趣味(好きなアーティストのライブ遠征)を受け入れてくれてうまくいくといいなぁ!

広い川べりで(おそらく荒川の土手)でいいお天気の日に沼ちゃん、要さん、阿久津さんで食べ物持ち寄ってピクニッツクしてる場面があるんですけど、ほっこりして好きなシーンです。

他に離婚してマンションを売りたいデキる美容部員、沼ちゃんと同じマンションで親しくなった年上の女性、秘書を辞めて独立してマンションを買う女性など、いろいろな立場の女性たちの暮らしの多様性が描かれていて、みんなそれぞれの想いの中日々があるんだなぁとしみじみします。

前巻までに出てきたインテリアコーディネーターさん(女性)や引っ越すたびにマンションを買い替えるグラフィックデザイナーさん(男性)もチラッとでてきてその後の消息がわかるのも良かったです。

セリフやエピソードはシャープなところもありますが画面の雰囲気は穏やかだし方向性は前向きなので、疲れた時読むのに最適なマンガかと思われます。

6巻はいつまとまるのかなぁ!楽しみ。
また1巻から通しで読んじゃおうかなぁ。







No,909 一の食卓 6

一の食卓 6 (花とゆめコミックススペシャル)




樹なつみさんの漫画「一の食卓」6巻を読みました。


馬車に轢かれそうになった明をかばい、腕を折ってしまうフェリ。責任を感じた明は、決意と覚悟を持って、ある行動に…。


元新撰組の斉藤一が明治政府の密偵となり築地の外国人居留地のパン屋(オーナーが西洋料理人)の下働きに。
そしてそこでパン作り&西洋料理の修行にはげむ少女明(はる)に出会い、彼女を通して新しい世界を見つけ変化してゆくお話です。

6巻前半までは過去編で斉藤一が京に上り新撰組に入るまで、が語られています。

過去いろいろな小説や漫画などでも見てきたし、NHKの大河ドラマの「新撰組!」も好きだったので、この回で芹沢鴨や愛人のお梅さんが出てきて、過去作品と樹先生のキャラクター解釈が比べられるのも楽しかったです。

樹先生は芹沢さんとお梅さんをちょっと憎めないキャラクターに描いていたのでなかなか好感が持てました。
(物語は史実通りの展開だったけども…樹さんは不遇な美女描くのうまいと思う)

後半は時間軸が明治に戻って明(はる)がけがをしたフェリさんの助手として晩餐会の料理作りに奔走するお話。
いろいろな展開がありますが、いったん終結。
この巻で一部が終了とのことです。

まだまだ先は続けられそうではありますが、樹先生「八雲立つ」の新シリーズを始めてしまったので、こちらはしばらくおあずけかなぁ…
首を長~くしてお待ちしております。

「八雲立つ」も長編ですが一気読みするとおもしろいですよ~。
未読のかたはおすすめです!

八雲立つ【期間限定無料版】 1 (白泉社文庫)




八雲立つ 漫画文庫 全10巻 完結セット (白泉社文庫)




No,908 うちの執事に願ったならば 3

うちの執事に願ったならば 3 (角川文庫)




今日から3月です。すごい風の日ですね。
春一番が観測された地域もあるようですが、北のほうは吹雪も凄そうな地域もあって日本列島意外と大きいよね、という印象を受けます。
どちらさまも、安全に気をつけてまいりましょう!

高里椎奈さんのシリーズ小説「うちの執事に願ったならば」3巻を読みました。


フランスにある烏丸家の別荘に集った6人の使用人。かつて烏丸家で代理執事を務めたヴァズの発案で各家の使用人同士の技術交流が行われる最中、何者かが地下金庫に侵入。犯人を袋小路に追い詰めたものの、そこにいたのは衣更月以外の5人の使用人たちだった。金庫破りを目論んだのは誰か。そのうえ帰国した花穎に飛び込んできた烏丸家売却のニュース。すべてを失った花穎に衣更月は「私は烏丸家の執事です」と言い放ち―!?


読みきりの短編が数点ありそこに出てきたエピソードがだんだんとつながっていき1冊の体になる。
1冊でも物語は完結するので読後感も良い、という大変読みやすいシリーズです。
登場人物も個性的なので巻数を重ねてもあのときの人ね!と思いだしやすい。

そして今回は以前からすこしづつ出ていたとある人物がメインキャラクターの実は重要な関係者だった、というのがわかりました。
数話前に伏線が張られていたので、へえ~?!ここで出てくるのか~!とちょっと意外ながらも納得いたしました。
まだまだ過去のお話もいろいろありそうなので、この先の展開も見守りたいと思います。

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