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咲也

Author:咲也
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No,841 エチュード春一番 ~子犬のプレリュード ~三日月のボレロ

エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード (講談社タイガ)




エチュード春一番 第二曲 三日月のボレロ (講談社タイガ)




荻原規子さんの小説「エチュード春一番」というシリーズを発見しまして、好きな作家さんだったので、2冊出ていたので買い一気読みをいたしました。
第一曲 子犬のプレリュード 第二曲 三日月のボレロ というサブタイトルがついていました。


「あなたの本当の目的というのは、もう一度人間になること?」
大学生になった春、美綾の家に迷い込んできたパピヨンが「わしは八百万の神だ」と名乗る。はじめての一人暮らし、再会した旧友の過去の謎、事故死した同級生の幽霊騒動、ロッカーでの盗難事件。波乱続きの新生活、美綾は「人間の感覚を勉強中」の超現実主義の神様と噛み合わない会話をしながら自立していく──!

パピヨンの姿をした八百万の神・モノクロと暮らして四ヵ月。祖母の家に帰省した美綾は、自身の才能や適性を見出せず、焦燥感を抱いていた。東京へ戻る直前、美綾は神官の娘・門宮弓月の誘いで夜の氷川神社を訪れ、境内で光る蛇のビジョンを見る。それは神気だとモノクロは言う。美綾を「能力者」と認識した「視える」男、飛葉周は彼女につきまとい、仲間になるよう迫る。


やや古典的でえらそうな口調の神様は神社などに祀られた名前のある存在ではなく、さらに古代からもののようです。
小型室内犬パピヨンのかわいい姿を想像しながら読んでいるとクスッと笑える感じ(笑)
美綾の前に現れたのは偶然なのか意図したものなのかまだよくわかりません。

そして美綾自身にも自分でも気づかない「何か」がありそうです。
(思わぬ方面からモテたりもしますよ)

1冊目を読んだときはこれはこれでまとまっていて、読みきりでもありだったのか、と思いましたが、2冊目に入ってから自分的興味は倍増しで、通しで読めたのはタイミング良かったなぁ!と思いました。

古代日本の成り立ち、移動してきた&その土地から押し出されていった人々の流れや上書きされて消されていくその土地土地の神々などに興味があったので、今後その方面にもこの物語が深く切り込んでいってくれたらいいなぁ!と期待しています。

年内にもう1冊出るとうれしいんだけどなぁ…。


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