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咲也

Author:咲也
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No,828 はなとゆめ

はなとゆめ (角川文庫)




冲方 丁(うぶかた とう)さんの小説「はなとゆめ」を読みました。
(画像を借りようとアマゾンに飛んだら有名な少女マンガ誌がまず出てきて探しちゃいましたよ~)


なぜ彼女は、『枕草子』を書いたのか――。28歳の清少納言は、帝の妃である17歳の中宮定子様に仕え始めた。華やかな宮中の雰囲気になじめずにいたが、定子様に導かれ、その才能を開花させていく。機転をもって知識を披露し、清少納言はやがて、宮中での存在感を強める。しかし幸福なときは長くは続かず、権力を掌握せんとする藤原道長と定子様の政争に巻き込まれて……。清少納言の心ふるわす生涯を描く、珠玉の歴史小説!


清少納言は才媛でものおじせずに堂々と宮中の公達と渡り合う、というイメージを学生のころから刷り込まれていたので、有名な歌人である父親へのコンプレックスから歌(和歌)に対しては自分に厳しくて容姿にもそんなに自信がなく箱入りの人妻だったので(のち離縁、再婚もする)、中宮定子のもとに参内した当初はおどおどしていた描写はなかなか新鮮なものでした。

そーよね、最初から自信満々な人なんていやしないのだったわ。

中宮定子や周囲の女房たち、宮中の公達とのやりとりからどんどんその才能がみががれていく清少納言を見るのは楽しいものでした。
何より、彼女の目を通して定子の美しさや気高さ優しさ、そして藤原道隆(定子の父)亡きあと、その身一つで新たに権力を持った藤原道長から一族を守ろうとする芯の強さや心意気が鮮やかに立ち上がってきて、自分の中の中宮定子像がちょっと変わってまいりました。
なかなか気概のあるかっこいい女人として描かれております。

また、自分はエッセイよりも長い物語が好きだと思っていた時期に清少納言よりも紫式部に興味を持ち、彼女の周辺を色々調べていたので、なんとなく紫式部や藤原道長寄りな知識は豊富だったのですが(栄光を手に入れてからですね~)、この「はなとゆめ」を読んで、栄華の座から愛だけを持って追い落とされていく中宮定子とその周辺を見ていると、宮中の争いは藤原家の一族内も含めてかなり熾烈なものだったのだなぁ!と感慨深いものがあります。
(宮中という狭い世界だから余計に、ともいえますね。ここを失ったら後がない、みたいな強迫観念とか長いものには巻かれろ的な考えとか)

華やかな夢をみせてくれた中宮定子によって解放され枕草子を書いた清少納言。
もしかしたらホントにこんな感じだったかもね?
と、思えるようなお話でした。

そして、改めてちゃんと「枕草子」を通しで読んでみたくなりました。(そこは現代語訳で;)


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