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咲也

Author:咲也
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本屋さん大好きで長時間いても飽きません。
ゆえに危険(笑)
これから読む本がたくさん積んである休日前の夜は至福の時です♪
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No,915 水底フェスタ

水底フェスタ




いきなり寒いですね!
GWに整理した冬もののパーカーをひっぱりだしてはおっております。
電車内では風邪っぽいかたも見かけます。
寒暖の差が激しいですが暖かくして体調には気をつけてまいりましょう。

さて、辻村深月さんの小説「水底フェスタ」を読みました。


自然を切り崩し、ロックフェスを誘致する以外に取柄もない山村。田舎特有の、窒息しそうな閉塞感に苛立つ高校生の広海は、突然村に戻ってきた地元出身の有名モデル・由貴美と出会い、囚われてゆく。ある晩彼女から「村への復讐に協力してほしい」と持ちかけられ、広海は求めに応じるが、実は由貴美には“真の目的”があった。そしてフェスの夜、取り返しのつかない事件が二人を襲う──。


忙しくしていたので、ちょっとずつ読み進めていたのです。
高校生の広海(男子です)目線で。

音楽フェスの開催される村、穏やかな父にちょっと過保護気味の母、自分に思いを寄せる幼馴染、その子を好きな友達、東京から転入してきた素行に問題があるけどウマの合う同級生。
ちょっとだるくて平和な日常の中に村を出て芸能人になっていた由貴美がやってきていい感じの雰囲気になる。

うんうん、青春してるじゃん広海くん。

…と中盤までのほほんとした気分で読んでいたら、一転雲行きがあやしくなり、どんどんオセロのコマがひっくり返るように、それぞれの真実があぶりだされ、自分の見てきたものはなんだったんだ?どう動けばいいんだ!?と無力な気分を広海と一緒に満喫(?)してラストまで駆け抜けました。

閉塞感のある村的ミステリーも多々読んできましたが、久々にやるせない気持ちになりましたよ。
男子高校生気分で読んでいたので、大人ひでぇ~!女こえ~!ってな気分も味わえました(笑)

気持ちは上がるものではないけれど、物語としてはおもしろかったです。



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No,912 太陽の坐る場所

太陽の坐る場所 (文春文庫)




ハマって読んだ長編マンガ群のご紹介を…と思っていたのに、うっかり手を出したら止まらなくて読み終わってしまった、辻村深月の小説「太陽の坐る場所」の感想を行きます!


今年もあの子はクラス会に来なかった――。高校卒業から十年。元同級生たちの話題は、人気女優となったキョウコのこと。クラス会に欠席を続ける彼女を呼び出そうと、それぞれの思惑を胸に画策する男女たちだが、一人また一人と連絡を絶ってゆく。キョウコがかたくなに来ないのはあの頃の出来事が原因なのか…...? 思い当たるのは、幼くも残酷だった日々の出来事。謎に迫るうちに、えぐりだされる過去の傷。教室内の悪意や痛み、十年後の葛藤、挫折そして希望を鮮やかに描く。


かつてのクラスメイトたち、それぞれの道を歩みながらも女優として活躍しているキョウコを遠くで見つめ、彼女を軸にしてそれぞれの思惑が交錯します。
4人の女性と1人の男性目線で、5つのブロックからその当時のクラスの人間関係と彼らの現在が語られていきます。

要となるのが響子と彼女の女友達なのですが、外縁からだんだんと中心部へ迫っていく構造になっているので、輝いてカリスマ性のある少女を見つめていたそれぞれのキャラクターの学生時代の想いもわかって興味深く読み進められました。

アマテラスの神話、天の岩戸、アメノウズメがベースにキョウコの女優の仕事や過去の出来事、女王のようにクラスに君臨していた響子、彼女たちの恋愛がらみのいざこざや友情などいろいろと仕掛けが張り巡らされているので、途中であれっ?と読んで進んでいくと見事にだまされていた自分に気づき、面白嬉しい気持ちになりましたよ!

最後には希望の感じられる終わり方で後味もよかったです。

これはどちらさまも機会があったら読んでみてほしいなぁ!

そういえばこの作品は映画化もされたのでした。
どんな感じになったのか、見てみたいなぁ。

太陽の坐る場所 [DVD]




No,911 鍵のない夢を見る

鍵のない夢を見る (文春文庫)




こんばんは。
またまたご無沙汰しているうちに桜が咲いて散りましたね。
今年の関東は藤もネモフィラも見ごろが早いらしいです。
私は以前から読みたかった長編マンガを数点読む毎日だったので気持ちはとっても充実して過ごしておりました。

が、今日は辻村深月さんの小説「鍵のない夢を見る」の感想行ってみます。
辻村さんの「かがみの孤城」が本屋大賞をとったので(これは読了済み)プチ祭りを開催しようかと、数冊文庫を買い込みました♪


第147回直木賞受賞作! !
わたしたちの心にさしこむ影と、ひと筋の希望の光を描く傑作短編集。5編収録。

「仁志野町の泥棒」誰も家に鍵をかけないような平和で閉鎖的な町にやって来た転校生の母親には千円、二千円をかすめる盗癖があり……。
「石蕗南地区の放火」田舎で婚期を逃した女の焦りと、いい年をして青年団のやり甲斐にしがみ付く男の見栄が交錯する。
「美弥谷団地の逃亡者」ご近所出会い系サイトで出会った彼氏とのリゾート地への逃避行の末に待つ、取り返しのつかないある事実。
「芹葉大学の夢と殺人」【推理作家協会賞短編部門候補作】大学で出会い、霞のような夢ばかり語る男。でも別れる決定的な理由もないから一緒にいる。そんな関係を成就するために彼女が選んだ唯一の手段とは。
「君本家の誘拐」念願の赤ちゃんだけど、どうして私ばかり大変なの? 一瞬の心の隙をついてベビーカーは消えた。


5つの短編集のうち「鍵のない夢を見る」というタイトルのお話はありません。
読み進めていくうちにわかってきます。
解決の糸口の鍵がみつけられない夢の中にいるようなお話なのだな、と。

ふとした関係の行き違いで疎遠になった気まずい子供のころの知人やちょっとだめんずな男性との恋愛や彼と海へ行くエピソードや結婚や出産に対するプレッシャーなど、女性が遭遇するかもしれない(しないかもしれない)出来事の角度がちょっといやな方向へずれて、どうしたものか…、という物語群です。

でも多分こういう人たちってどこかにいそう。
と、まざまざと想像させられてしまう辻村マジックにまんまとはまれて短編でキリも良いので読みやすいです。

巻末に同郷の林真理子さんとの直木賞受賞時の対談も載っていたので、併せて読むことで作品に関する作者の想いがわかり良かった。

どちらかというと女性のほうが入り込みやすいお話かもしれません。
ちょっと薄暗い感情を描いているので、元気があって体調のいい時に読むのを推奨いたします。

No,908 うちの執事に願ったならば 3

うちの執事に願ったならば 3 (角川文庫)




今日から3月です。すごい風の日ですね。
春一番が観測された地域もあるようですが、北のほうは吹雪も凄そうな地域もあって日本列島意外と大きいよね、という印象を受けます。
どちらさまも、安全に気をつけてまいりましょう!

高里椎奈さんのシリーズ小説「うちの執事に願ったならば」3巻を読みました。


フランスにある烏丸家の別荘に集った6人の使用人。かつて烏丸家で代理執事を務めたヴァズの発案で各家の使用人同士の技術交流が行われる最中、何者かが地下金庫に侵入。犯人を袋小路に追い詰めたものの、そこにいたのは衣更月以外の5人の使用人たちだった。金庫破りを目論んだのは誰か。そのうえ帰国した花穎に飛び込んできた烏丸家売却のニュース。すべてを失った花穎に衣更月は「私は烏丸家の執事です」と言い放ち―!?


読みきりの短編が数点ありそこに出てきたエピソードがだんだんとつながっていき1冊の体になる。
1冊でも物語は完結するので読後感も良い、という大変読みやすいシリーズです。
登場人物も個性的なので巻数を重ねてもあのときの人ね!と思いだしやすい。

そして今回は以前からすこしづつ出ていたとある人物がメインキャラクターの実は重要な関係者だった、というのがわかりました。
数話前に伏線が張られていたので、へえ~?!ここで出てくるのか~!とちょっと意外ながらも納得いたしました。
まだまだ過去のお話もいろいろありそうなので、この先の展開も見守りたいと思います。

No,906 遺跡発掘師は笑わない 君の街の宝物

遺跡発掘師は笑わない 君の街の宝物 (角川文庫)




桑原水菜さんのシリーズ小説の短編集「遺跡発掘師は笑わない 君の街の宝物」を読みました。


新居建築予定の、東京郊外の住宅地で行われる発掘調査。幼稚園児も参加できる、採石場での化石発掘会。戦国時代の山城・八王子城は、発掘現場に幽霊が出るとの噂で持ちきりで!?実はあなたのすぐ側で、数多くの「発掘」が行われている―天才発掘師・無量が身近でささやかな「宝物」を探しだす、心温まる4編を収録。無量と幼なじみ・忍の幼少時代や、萌絵たち亀石発掘派遣事務所の日常も描かれる、珠玉の短編集!


家の建て替えの時に遺跡が出てきて工期が遅れる、って話はたまに聞いていましたが、なるほど、こうやって調査するのね…というのがわかるとともに、発掘されたものがタイムカプセル的役割を果たしちょっといい話な1編。

主人公の西原無量の幼少期、発掘師になるきっかけやまだ家族がちゃんと機能していた頃のエピソードがちょっと切なく、無量の父の意外な側面も見れて今後の見方もちょっと変わりそうです…な1編。
アンモナイトや恐竜も化石がパカパカ出てきたら楽しいだろうなぁ!
そんな子供につきあう周囲もえらいと思います。

後2編は八王子城の発掘とリンクしたもので、他の物語でも戦国期の八王子城については読んでいたので、怪談がらみのお話ではありますが、自分もちょっと行ってみたくなってきました。
(箱根の早雲寺(北条氏の菩提寺)にお参りに行ったことがあるので怪異も見逃してはくれまいか~)
八王子城

このシリーズはキャラクターたちが行く場所も魅力的なので旅に出たくなります。

寒さも一段落したら動き出したい!まずは温泉あたりから。

No,905 0能者ミナト 11

0能者ミナト<11> (メディアワークス文庫)




雪が降ったりインフルエンザが流行ったりしてますが、お元気ですか?
いつのまにやら2月もだいぶ過ぎておりますが、おかげさまで風邪など回避しつつ無事過ごせております。
なんだかやたら眠いのでできるときは逆らわずにあったかくして寝ちゃうのが健康の秘訣かもしれません。

さて、久し振りの新刊「0能者ミナト」11巻を読みました。


殺生石――それは凶悪な毒の大気を発し命あるものを死に追いやる、呪わしい巨石。
かつて沙耶とユウキを窮地に陥れ、ユウキに大怪我を負わせたそれが、いま新たに発見された。調査に向かった理彩子を追った沙耶とユウキ、渋々それについて行った湊。そんな三人が捕われたのは、どちらを向いても脱出不能の、まさに無限回廊と化した空間だった。
殺生石、そして九尾の狐の気配に満ちた閉鎖空間から脱出する術は? 究極の攻撃を放つ九尾の狐を倒す術は、果たして存在するのか――。
絶体絶命の状況下で、湊の科学的推理が冴えわたる!


怪異専門家の湊が、巫女系能力者・女子高生の沙耶、法力を持つ小学生ユウキとともに様々な事件を解決するシリーズです。

沙耶の若き叔母、理彩子の警視庁キャリア組男性とのお見合いから始まり、指輪までもらっちゃってどーする?というちょっとラブコメモードと並行して事件が推移するのですが、最後の最後で物語の始めのほうに張られた伏線が生きてきて、またしても「そうなるのか~!」といいお客さんになって楽しませてもらいました。

ネタばれになるので多くは語りませんが(完璧に説明もできないの…多分…)怪異と科学が結びつくとこうなるのか~(いや、リアルではならんだろうけども…)という感じがなかなかおもしろかったです。

多くの作家さんが手がけている殺生石、こんな料理の仕方もあるのか~!と思いました。

あとがきを読むと作者の葉山さん、1冊完結の本も出ているようなので、読んでみようかなと考えています。


No,902 小泉放談

小泉放談 (宝島社文庫)




小泉今日子さんの対談集「小泉放談」を読みました。


人は、四十にして惑わず、五十にして天命を知る。アイドル・歌手・女優・文筆家としていつの時代も最前線を駆け抜けてきた小泉今日子が、齢五十の節目に感じること、思うこととは?残りの人生を、力まず弛まず、自由におもしろく生きることについて、親愛なる二十五名のゲストたちと本音で語り合った約二年間の記録をお届けします。
豪華ゲスト陣は、樹木希林、美輪明宏、YOU、上野千鶴子、江國香織、いくえみ綾、吉本ばなな、槇村さとる、小池百合子etc.
小泉今日子本人による本書描きおろしのエッセイも収録。


昨年はTBSのドラマ「監獄のお姫さま」のババカヨ役で楽しませてくれた小泉今日子さん。
「あまちゃん」の春子さんも良かったなぁ!

芸能界の荒波を乗り越えてきた先輩たちとの対談、おもしろそうだな!と手に取ったら期待どおりでした。

渡辺えりさんや片桐はいりさんとの共演時にこぼればなしや演劇に向かう姿勢も知れて、未見だった舞台も行ってみたくなったし、小説家、漫画家、ミュージシャンの人たちとの対談ではそれぞれの世界を生きる「小泉今日子」を知ることができます。

人は色々な側面があるけれど、ホントに多彩な人なのだなぁ!というのがよくわかります。

これから先年齢を重ねていくにしても、私たちにはキョンキョンやこの対談にでていたカッコいい先輩たちがいるのだわ、と思えば心強くなれるし、芸能界でない一般の世界においてもその心意気やエッセンスは取り入れられるし、枠も外していけるのではないかなぁと思いました。

対談集、細かく分かれているので、寝る前やスキマ時間に切り良く読めておすすめであります!

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