![]() | 正しい欲望のススメ (2008/07) 一条 ゆかり 商品詳細を見る |
マンガ家、一条ゆかりさんのエッセイ兼人生指南本。ご自分の作品について創作のいろいろを語られていたので興味があり買ってみました。
前半はご自身のトラウマと向き合い昇華するにつれて、本人曰く「最近、私は不気味なことに優しい人になってきた!」と、マンガ家になる以前の家族や友人関係などからいままでの変化について語っています。
昔から一条さんのエッセイもわりと好きで読んでいて、筋の通った厳しい部分もありつつも優しい人なんだなぁと思っていましたが、さらにバージョンアップした感じです。
過去の作品を色々読み返したくなりましたが、今コーラスで連載している「プライド」について印象に残った言葉がありました。
「正しく生きようよっていうのがテーマなのですよ(略)近道はない。近道をしようとすると、あとでしっぺがえしを受けるぞ。逃げるな。逃げるとあとからよけいひどくなる。(略)人は成長するために、必ず先生が必要なのですよ。(略)最初にスキーを習うときには、ちゃんと先生が型から教えてくれないとマズイクセがついて、早く滑れるようになっても美しくは滑れません。それと一緒。」
「プライド」は音楽(主にオペラ)に関するマンガですが、最近、仕事仲間と「仕事の基礎的な部分ができてるかできてないかは大きいよね、やはり先生ポジションの人との出会いはあったね」と偶然話す機会が多かったので、「どんな仕事もやはりそうですよね!一条先生!」と思わず膝をたたいてしまいました。
立ち読みでザッとストーリーはおさえてここまできたけれど、こうなったら身銭を切って一気読みをしようかな、「プライド」。ご本人的には「砂の城」以来の苦手克服系らしいですが、「砂の城」は名作だと思うので(フェランが好きだ)、「プライド」にも期待しておこう(笑)
この本は働く女子におすすめの一冊であります。

![]() | ガン病棟のピーターラビット (ポプラ文庫 (な1-1)) (2008/08) 中島 梓 商品詳細を見る |
中島梓さん=栗本薫さんなので、「グイン・サーガ」という大河小説を読み続けている身としては、作者さんの体調はとても気になります。
よって、読みました。中島さんのガン闘病記です。
ご自信のHPでも経過報告はされていて、そちらも見ていたので、おおむね流れはわかっていましたが、その当時考えていたこと、などがリアルだし、管をつけた病人生活というのもしんどそうでした;
表題に出てくるピーターラビットは、中島さんの好きなキャラクターで、旦那さんが買ってきてくれた30cmくらいのお人形で、入院中の和みの友だったそうです。
入院中に読んだ本のこと、や食についての考えなど、興味深かったです。
あとがきには転移が2つ発見され、「私はまだれっきとした「現役のガン患者」のままです。」とあります。
好きな作家さんがここまで、生き様をさらしてくれるとなんだか、「どこまでもついてくぜ!うおりゃぁ〜!」な気分になります。
ご自身の気が済むまで好きな小説を書いていただきたいなぁと祈らずにはおれません。

![]() | 豹頭王の苦悩 (ハヤカワ文庫 JA ク 1-122 グイン・サーガ 122) (2008/08) 栗本 薫 商品詳細を見る |
グインサーガ122巻、読みました。さすがに隔月で出ているので、感想を書くペースも早く感じます(笑)
「シルヴィアが乱行にいたった責任はおのれにあると、グインは深く懊悩するのであった」
シルヴィアは要人云々以前に、もう自分の全存在と命をかけて、自傷行為におよんでいるのだなぁ、というのがよくわかったし、ハゾスの公明正大さはケイロニア宮廷の素晴らしい部分もそうだけど、冷たい部分をも代表してるなぁ;と感じました。
弱さに対する想像力の欠如って一国を動かす宰相としては足元をすくわれないかい?グインに対する傷つけてはいけない、なかったことにしよう、という姿勢も、納得いかないなぁ。愛ゆえの過保護か。グインはどんな状況でも乗り切ってきたのだから、本人に判断させるのが一番いいだろうと思うのですが。(何巻か前は頼りになる宰相閣下だったのにな〜;ある意味、人間的なひとだ、ハゾス)
その点ローデス候ロベルトの言葉がまっとうにうつりました。
パリスの気持ちでちょっと救われた感もあり(でも彼の今後は;;)
そして、ラストのグインに「も少しねばれよ〜!!;」と突っ込み入れまくり。ここから仕切りなおしじゃないのかい?あとがきにもあったけどホントあきらめよすぎます;
今回はいろいろ突っ込みながら読めたので、ある意味非常におもしろかったです。未来に向けての伏線も張られた…のかな?(次世代にむけて…?)栗本先生が体調を取り戻し、ラストまで書ききってくれることを祈ります。
そういえばアニメ化が決まったのですね。うーん、どんな感じになるんだろう…がんばって欲しいなぁ。

![]() | 図書館内乱 (2006/09/11) 有川 浩 商品詳細を見る |
「図書館内乱」読み終わりました。
「レインツリーの国」とのリンクもなるほど、納得です。
小牧教官と鞠江ちゃんのエピソードはアニメ版ではまるっと省かれてしまったのですね。なかなか表現も難しいかもしれないし、規定の時間枠内に収めるのに難しかったからはしょられたのかもしれませんがちょっと見てみたかったかも…。
アニメ版を見たからだいたいの流れはわかったからいいかな、と思ってとばした「図書館戦争」のほうもなにげに語られていないエピソードがありそうですね。順番は逆だけど、「〜戦争」のほうもちゃんと読み返したいなぁと思いました。
柴崎がわりと好きなんだけど、なかなか女子の中で過ごすのは大変そうで同情。郁に会えて良かったよね;
次の積んである本には「図書館危機」も控えています。パラ見したところ、アニメ版は「〜危機」までを作ったようですね?
続きが作られることってあるのかなぁ?
なんにせよ、まだ数冊先があると思うと楽しみです♪

![]() | 非正規レジスタンス―池袋ウエストゲートパーク8 (2008/07) 石田 衣良 商品詳細を見る |
池袋ウエストゲートパークシリーズ最新刊です。もう8冊めなんですね〜早いものだ。
4つの中編が入っています。
「俺達は、透明人間じゃない。
・パチスロで稼ぐ崖っぷちのシングルマザー 「千川フォールアウトマザー」
・西口公園のゴミを拾い続けるエリート青年 「池袋クリンナップス」
・脅迫魔に立ち向かう腕自慢の元警官 「定年ブルドッグ」
・人材派遣会社の悪徳を暴く若者たち同盟 「非正規レジスタンス」
あわてて成長する必要なんかだれにもない。
そう思うと日々安らかな気分ですごせるだろ?」
「千川フォールアウトマザー」ではマコトのおふくろさんが活躍します。彼女の若い頃、マコトの小さかった頃のエピソードが出てきます。おふくろさんかっこいいです。キングもサルも一目置いてるわけだから、ある意味シリーズ内最強キャラなのはマコト母かもしれない…(笑)
「非正規レジスタンス」はニュースになってたあの会社がモデルなのかなぁ?と思うし、マコトが関わるサトシのノートに書かれた言葉にはぐっときます。
「勇気という言葉が、ほんとうはどんな意味か、おれはそのときサトシに教えられたのだった。自分が最悪に苦しいときに伸ばされた助けの手を、別のもっと苦しい人間にまわしてやれる。それが勝ち負けを超えた人間の尊厳というやつだ。」
このお話はいい感じの着地点に落ち着くけれど、現実もこうだといいのにな、と思いました。(深すぎて数行じゃ語れない問題だ;)

![]() | マルグリートの輪舞曲 (C・NovelsFantasia か 1-49 クラッシュ・ブレイズ) (2008/07) 茅田 砂胡 商品詳細を見る |
茅田砂胡さんのクラッシュブレイズシリーズ、「マルグリートの輪舞曲」26日には読み終わっていて、もう何周か読み返していたのですが、どーしても表紙の画像が載せたかったので今日になりました(笑)美女3人組の獰猛な(!?)笑顔が素敵でございます(笑)
今回は通して読むと1つにもつながる、時間軸や場所は微妙にリンクする3つの中編でできています。
リィの女性姿が久々に拝めてうれしいな〜。
美女なリィにドレス姿を褒められるジャスミンの「いやいやいや、ちょっと待て」ってところが好きです。
ケリーとの食事シーンのジャスミンもかわいくてGood!
ジンジャーとヴァンツァーの組み合わせも「近い平行線」って感じで面白いですね。
ドミューシアはこのまま転入してくるのでしょうか?そうなるとさらにいろいろ展開できそうで良い気がしますが。
次はシェラの活躍が見たいなぁ。
すでに次の新刊が待ち遠しいです(笑)

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